ピアノの歴史について説明しましょう。
モダンピアノの基本的な構造は、鍵盤、アクションと呼ばれるハンマーとダンパー、弦、響板、ブリッジ、フレーム、ケース、蓋、ペダルなどからなっています。打鍵に連動してダンパーがあがると、同時にハンマーが弦を叩いて振動させ、この振動は弦振動の端の一つであるブリッジから響板に伝わり増幅されます。またペダルによって、全てのダンパーがあげられていると、打弦されていない他の弦も共鳴し、ピアノ独特の響きを作り出すのです。鍵盤から手を離すと、ダンパーがおり、振動が止められる仕組みになっています。
ピアノのフレーム、およびそれを支える木製の胴体、足、弦、アクションなどによって構成されていますので、ピアノの重量は、ほかの楽器に比べて桁違いに重くなっています。アップライト・ピアノで200kg〜300kg、グランド・ピアノでは300kg以上、コンサート・グランド・ピアノになると500kgを超えることも珍しくないのです。このため、ごく少数の特別なこだわりを持つ名演奏家を除いては、コンサートに自分のピアノを持参することはなく、会場にある楽器を使っているのです。
標準的なモダンピアノでは、黒鍵36鍵、白鍵52鍵の合わせると88鍵が装備されています。鍵盤そのものは、ほとんどの場合は木でできていて、かつては表面に白鍵は象牙を、黒鍵は黒檀を貼っていましたが、現在では多くの場合で合成樹脂製つき板を使っているのです。また現在の標準的ピアノは88の音高を持っていますが、1音あたりの弦の数は音高によって異なり、最低音域では1本、低音域では2本、中音域以上では3本張られ、弦の総数は200本を超えているのです。各音の弦は、複数弦であっても単一のハンマーで同時に叩かれています。また一般にピアノは、2本ないし3本のペダルが装備されています。
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